夜中のきらきら
瞼の裏でひかった
ゆらゆら漂った
ただ、会いたくて
夜中のぎらぎら
脂ぎったネオンサインと
ゆらゆら漂った
あやしいひかり
ふいにあいつ
こっちを振り向いた
ぎょっとしたよ
だってさ
首をかしげた私
おかしいなぁ
にせものめ
もう会えない
あっちの水に腰まで浸かって
冷たい冷たい
プラスティックの中
抱きしめて
息もできないほど
ちょっと息が止まりそう
いまもここで待っているの
待ちぼうけ
もう会えない
あっちの水に腰まで浸かって
冷たい冷たい
プラスティックの中
もう触れらんないね
いつもあんなにそばで
鼓動を感じてた
いまは
冷たい冷たい
プラスティックの中
冷たい冷たい
プラスティックの中
冷たい冷たい
プラスティックの中
ぼくらはただ
空気の底に積もった
塵を飲み込んで
四つの肺は
真っ白けっけになっちゃった
ここは冷たい冷たい
真っ暗闇ね
四つの肺が
ぼんやり
光ってた
冷たい冷たい
プラスティックの中
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